「恋愛ご無沙汰女性」が婚活で苦戦する根本理由

価値観をアップデートしないと苦労する

長らく恋愛をせずにいざ婚活をすると、いろいろな感覚が「前回恋愛をしたとき」のままになっている可能性があります(写真:プラナ/PIXTA)
「婚活」という言葉が登場してから10年超。50歳までに一度も結婚しない人の割合を示す「生涯未婚率」は女性が14.1%、男性が23.4%(2015年)に達し、離婚するカップルの数も増え続ける中、婚活は今やひとごとではなくなりつつある。
一方、「女は年齢、男は経済力」「プロポーズは男から」といった婚活の固定観念は崩れてきており、婚活も多種多様・十人十色に。本連載では、結婚相談所の経営者として、婚活の移り変わりを見続けてきた筆者が、「現代婚活と結婚のリアル」を解説。今回は婚活現場ですれ違う男女の価値観について分析する。

2000万稼ぐ女性も「自分より稼ぐ男性」を求める

平成に入って30年が経ち、もうすぐ次の元号に変わろうとしているというのに、結婚観だけは昭和を引きずっている人が実に多いのに驚きます。昭和世代の両親から教育を受け、長年食卓を共にしてきたので、考えを刷り込まれているのですね。しかし、この「時代感のズレ」が婚活における最も高いハードルとなっているのです。

例えば、女性の男性の収入に対する考え方はまさに昭和そのもの。仕事をバリバリこなし、高収入であっても、「結婚するなら年収は夫のほうが絶対上」と考える女性が圧倒的に多いのです。実際、私が経営する結婚相談所でも、95%以上の女性が「自分より稼ぐこと」を結婚相手の条件にしています。2000万円以上稼ぐ女性が何人もいますが、やはり同じ価値観です。

一方、男性はといえば、子育てをメインに結婚を考えるので、相手の女性は子どもを産みやすい30代半ばくらいまでと考えます。30歳を過ぎたあたりで結婚相談所に来る男性が多く、「自分より年収が下」の相手となると、対象は20代の女性になりがちです。こうして、30代以降の結婚したい女性が余ってしまうわけです。

結婚観が昭和なのに対して、男女の恋愛を取り巻く環境は平成になり大きく変わっています。そこで何が起こっているかというと、多くの人が恋愛をしなくなった、あるいは、できなくなっているのです。

原因の1つはコミュニケーション不足です。たとえばデート。固定電話が主流だった頃は、会ったときにいろいろな話をしておかないと、関係が先に進まないですよね。「次会うのは、いつにしよう」、あるいは「今度どこに行くのか決めてしまおう」と話し合ったものですよね。

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