「同世代」との再婚を望み始めた50代男性の心理

女性は若いほうがいいという固定観念に変化

「女性は若いほうがいい」という価値観は婚活市場で徐々に変わりつつある(写真:kou/PIXTA)
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。
今回は、「女性は若いほうがいい」という固定観念を変えていく、50代男性の再婚希望者の動向をお伝えします。

「若い女性がいい」というのは男の性(さが)なのでしょうか、それとも昭和の古臭い感覚なのでしょうか。相変わらずそうした希望を訴える男性がいることは事実です。しかし最近、再婚を希望する50代以上の男性の間で「若ければいいというものではない」という流れが出てきたように感じます。

49歳女性と再婚決めた歯科医

再婚希望の方は、結婚がどんなものかすでにわかっています。言ってみれば、結婚や女性に対する“ドリーム”がありません。だから、年齢どうこうよりももっと現実的に「年相応のパートナーと歩調を合わせて一緒に過ごしたい」「残りの人生を豊かに過ごせるパートナーを第一に考えたい」と考えているのです。

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歯科医で、ご自身でクリニックを開業している55歳の男性Aさん。大学でも講師を務めているインテリで、そのうえものすごくストイック。自宅マンションからクリニックまで毎日自転車で通勤をしていて、メタボとは無縁のスリム体型です。

近所に母親が1人で住んでおり、月に2回、休日を一緒に過ごしているというやさしい方でもあります。年収も高い。婚活市場において、世代を問わず引く手あまたの“条件”がいい男性と言えます。

前妻は同じ歯科医で、10年以上前に離婚したそうです。お子さんはいません。今後も子どもをもうけるつもりはないそうで、「子どもは産みたくないという女性」を紹介の条件として挙げていました。最初からそう言う方はとても珍しい。母親も50歳を過ぎた息子に対して跡取りうんぬんなどととやかく言わないとのこと。その点がはっきりしているので、ご紹介する女性はおのずと絞られました。

約4カ月の間に10人の女性とお見合いしたAさん。最後に会った49歳Tさんとの結婚を決めたのです。

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