「ハラスメントになりそうで、部下に何を言えばいいかわからない」
「偉そうにしたくないけど、媚びたトークをしてイタいと思われたくない」
”よかった探し”をする
× 「これはない! 」とダメ出しする
〇 「ここはいいね! 」と”よかった探し”をする
「明日のプレゼン資料、チェックお願いします」
「……これはないな。1ページ目だけど、このグラフ何? もっと具体的なデータを見せないと説得力ないよ。それから、この図、どうなの? ほかになかった?」
部下・後輩・年下へのフィードバックの際、すぐに否定から入る人がいます。ですが、それは不正解です。
忙しいし、改善点だけを端的に伝えたい。さっさと自分の仕事に戻りたい……。先輩としての威厳や知見も示しながら、手短にアドバイスしたつもりかもしれませんが、これではプレゼンは勝てるかもしれませんが、「後輩からの信頼」は勝ち取れないでしょう。
ネガティブな指摘や否定的な意見、辛口のコメントを言うと、手っ取り早く頭の良さやセンスを誇示できるような誤解がまだまだあります。レストランの口コミサイトや通販サイトの商品レビューがいい例です。
ところが、実際には「感じが悪い人」という印象がつき、周囲から人が遠ざかっていく原因に。誰しも、否定ばかりする人と一緒にいたいとは思わないからです。感情的だろうが冷静だろうが、「ダメ出し」は、誰のことも幸せにしないのです。
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