「ハラスメントになりそうで、部下に何を言えばいいかわからない」
「偉そうにしたくないけど、媚びたトークをしてイタいと思われたくない」
「アレオレ詐欺」してませんか?
× 「あの仕事は自分がやった」と手柄を誇る
〇 「あの仕事はみんなのおかげ」と周囲を立てる
「○○のキャンペーン、当時話題になりましたよね、覚えてますよ」
「ああ、あれ? あれは俺が手がけたんだけど、大変だったなあ〜」
「え、じゃあ、今の営業部のスタイルって……」
「そうだね、土台は私が作った感じかな。いろいろあったよ、あの頃は」
過去に自分が関わった仕事が話題になったとき、部下・後輩・年下に対して、「自分の仕事」「自分だけの手柄」のように話を盛る人がいます。ですが、それは不正解です。
ちょっとしか関わっていない仕事も、まるでリーダーとしてメインで引っぱっていたかのように語ってしまう……。ちまたには「アレオレ詐欺」(なんでもかんでも「あれも俺がやった」と吹聴する)という言葉もあるそうです。
「すごい」とほめてもらいたい。そのときの苦労をわかってもらいたい。自慢したい、一目置かれたい。そんな気持ちが抑えきれず、つい、過去の栄光や武勇伝を、ひけらかしてしまうわけですが、当然、「下」としては、「過去の栄光にすがっている残念な人」と見下し、「はいはい、話半分に聞いておこう」と冷めてしまいます。
かといって、謙遜しすぎるのも考えもの。
「俺なんてたいしたことしてないよ。若い頃はほんと使えなかったんだから」
「私なんて、ほんとペーペーだったから、雑用ばっかり!」
これはこれでかえってリアクションに困ってしまいます。
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