記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。第10回は「知識を定着させるコツとおすすめ参考書」について、西岡氏が解説します。
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「頭のいい人は、どんな本を読んでいるんだろうか?」
というのは、僕が受験生のころからずっと知りたかったことでした。頭がいい人が読んでいる本を読んで、自分も頭がよくなりたい!と思っていました。
そんなわけで東大に入ってから僕は頭のいい人の読んでいる本や読書方法について調べて、それを「東大読書」という本にまとめました。
その過程でわかったことは、東大生はみんな「理由や関連性がわかる本」を読んでいるということでした。
『ドラゴン桜』でも、このことの重要性が描かれているシーンがあります。
「関連付け」と「強調」が重要
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