例えば、東大に合格する人の多くが使っているのは『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁(以下、鉄壁)』という単語帳なのですが、これには「どうしてその単語の意味になるのか」が載っています。
「vital」という英単語は「重要な」という意味ですが、「vit/viv」と付いている英単語は「生命活動に関わるほど重要な」という意味になり、だから「vivid」は「いきいきとした」という意味になって「vitamin」は「生命活動に関わる重要な栄養素」のことを指すのです。医療ドラマでもよく「バイタルが安定しません」とかいうセリフが出てきますが、ここから来ているんですね。
こんなふうに、「理由や関連性」がわかれば、物事は覚えやすく、そして応用しやすくなります。ただ「vital=重要な」と丸暗記しないこと。これが頭のいい人の頭を作っていると言えるのではないでしょうか。
さて今回は、東大生が読んでいた/読んで面白いと感じた「頭がよくなる本」を科目別で紹介したいと思います!
多くの東大生が使っている「鉄壁」
まずは英語です。英語は先ほども述べたとおり『鉄壁』という英単語帳を驚くほど多くの東大生が使っています。
やはり語源や関連性を覚えることができる単語帳は1冊持っておいて損はないです。
『鉄壁』ではレベルが高いという人は『世界一わかりやすい英単語の授業』という本もおすすめです。「インストールってどういう意味?」のように、身の回りにあふれた英語がどういう意味なのかを教えてくれる本で、英単語がとてもわかりやすくなります。
そして、同じ著者(スタディサプリ講師の関正生氏)の『真・英文法大全』もおすすめです。これは英文法を丸暗記で理解するのではなく、きちんとその理由まで合わせてセットで理解できるようになる本です。
例えば、みなさんの中には「現在完了形」という英文法項目でつまずいたことがある人が多いのではないでしょうか。僕もその1人でした。
現在が完了しているってなんだろうと。それに加えて、過去完了形とか未来完了形とかも習って、てんやわんやになってしまった記憶があります。
しかしこの本では、しっかりとこの文法について教えてくれています。「完了形は日本語訳で考えるのをやめて、過去に〇〇して、それが現在どうなっているのか?というイメージで覚えよう」と、しっかりその英文法の根本を教えてくれるので、丸暗記しなくても覚えることができるわけです。
こういう本を1冊持っておけば、わからないことが出てきたときに辞書のように使って理解を深めることができるわけです。
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