「What do you do?」の答えを間違う人の盲点 意外とわかっていない「現在形」が表す意味
大学受験、資格試験、ビジネス、海外旅行、日常会話、海外ニュース、映画、洋書など、どんなことであれ誰であれ、英語を学ぶうえで、きちんと理解しておく必要があるのが「英文法」です。
今回はGW中に英語を勉強したいという人に向けて、英文法の中でも基本でありながら、意外と混乱しがちな「現在形」「現在進行形」「現在完了形」「助動詞+have 過去分詞(p.p.)」「冠詞」について、スタディサプリの人気講師である関正生氏が、5日連続で解説します。
1日目は「現在形」です。
※本稿は関氏の新著「真・英文法大全」から一部抜粋・再構成したものです。
「フラれた」と「フラれる」の違いは?
問:よりツラい悲劇はどっち?
①昨日、告白したら、フラれた。 ② 告白すると、フラれる。
①昨日、告白したら、フラれた。 ② 告白すると、フラれる。
①は過去形(告白したら、フラれた)です。ここでは過去の1回の出来事を表して「1回フラれた」ということです。しかし②は現在形(告白すると、フラれる)です。
実は現在形というのは、決して今現在(この瞬間)のことを表すわけではありません。過去・現在・未来すべてに当てはまることを表すのです。つまり「告白すると、フラれる」とは、「昨日も今日も明日も、いつ告白しても、いつもフラれる」ということなんです。「フラれた」は悲劇で、「フラれる」は超悲劇という違いが時制から出るのです。
この発想は、実は英語の世界でも同じなんです。現在形という用語ではありますが、決して「今現在この瞬間」のことを表すとは限りません。過去・現在・未来すべてに起こることに使われるのが現在形なんです。
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