CM「i'm lovin' it」に英語教師が困る興味深い訳 中学英語で学ぶ「現在進行形」の本当の意味

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「i’m lovin’ it」というキャッチコピーの影響力はかなり大きいようです(写真:forden/PIXTA)
大学受験、資格試験、ビジネス、海外旅行、日常会話、海外ニュース、映画、洋書など、どんなことであれ誰であれ、英語を学ぶうえで、きちんと理解しておく必要があるのが「英文法」です。
今回はGW中に英語を勉強したいという人に向けて、英文法の中でも基本でありながら、意外と混乱しがちな「現在形」「現在進行形」「現在完了形」「助動詞+have 過去分詞(p.p.)」「冠詞」について、スタディサプリの人気講師である関正生氏が、5日連続で解説します。
2日目は「現在進行形」です。
※本稿は関氏の新著『真・英文法大全』から一部抜粋・再構成したものです。
1日目:「What do you do?」の答えを間違う人の盲点
3日目:日本人が悩む「現在完了形」完璧理解の大胆なコツ
4日目:英会話で超重要「助動詞+have 過去分詞」習得法

進行形はその瞬間の動作を表す

進行形(be -ing)の核心は「途中」
I’m reading your Facebook page.
今、君のフェイスブックを見ているところだよ。 ※「見ている途中」

進行形はその瞬間の動作を表します。中学までなら「今まさに~している」という訳語で十分ですが、その発想では高校範囲の用法・例外を丸暗記することになってしまいます。みなさんは少しだけ修正して、「~している」ではなく、進行形は「~している途中」と考えてみてください。

例えば電話の相手が、I’m cooking dinner.と言えば、それは「夕飯の準備をしている途中なんだけど」というメッセージになりえます。今この瞬間のみなさんは、You are studying English.「英語を勉強している途中」ですね。

※簡単な文では「途中」と考えるメリットを感じられないでしょうが、この発想が後で大活躍します。

A:Are you ready to order?
B:We’re still deciding.


A:ご注文はお決まりですか? B:まだなんです。 ※「決める行為の途中」
次ページ次は「変化の過程」を強調する進行形
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