男塾コラボ炎上「吉野家」の筋がまるで通らない訳 220回超通った熱心なファンが怒ったのは当然だ

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なお、吉野家が今回の謝罪によって一部を認めているため、こうした対応に及んだことは事実だったという前提で論を進めよう。

さらに、丼に著名人の名前を記載してプレゼントすると問題なのか法律的な解釈はいったん置いておく。また、「そもそも『魁!!男塾』の登場人物の名前こそ冗談みたいなものばっかりじゃん」といった反論も置いておく。というのも、当問題は法律的な解釈を超えたところで、現代の企業が消費者に接するときの問題や課題を象徴しているように思えるからだ。

ところで、まず私の立場をはっきりさせておくと、私は『牛丼一杯の儲けは9円』(幻冬舎新書)という著作があるくらい牛丼が好きで、さらに現在でも週に1回か2回は吉野家のテイクアウトを利用する。220米礼を獲得できるほどではないにせよ、四ツ谷駅近くの同店でアタマの大盛を愛食している。

その人間からしても、吉野家の今回の対応はいただけない。

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