そ・れ・は。
その「お金がないと幸せになれない」という考え方そのものが不幸のタネなのだということに気づくことだ。その強固で不毛な思い込みを今すぐやめることだ。
つまり、人生の目標が間違っているのである。「お金があれば幸せになれる」という目標に縛られている限り、お金はいくらあっても足りず、結局どこまで頑張っても不安なのである。
その思い込みをやめ、「お金がなくても幸せになれる」ことに気づくだけで、とにかく金を少しでもたくさん稼がなきゃどうにもなんないという重圧から人生を解き放つことができる。そうすればあとは有り余る時間とエネルギーを使ってやりたいことをやるだけだ。
それがまさに今の私である。
ほんのちょっと「エコ系の目標」を掲げてみる
はい。わかってますよ。皆様の不満げな顔が見えるようだ。なんかうまいこと言いくるめようとしてるみたいだけど、そんな簡単に騙されるもんかときっとお思いかと。
うんうん、わかります。だってお金とはわれら現代人の神である。唯一信じられる絶対的存在である。それをちょっと他人にそそのかされたくらいで「君は本当は神じゃなかった」などと急に考えられるはずもなし。ここから抜け出すには、何か具体的で強力なきっかけが必要だ。
例えばものすごい不幸に襲われるとか、決定的なすごい出会いとか……でも悲しいかな凡人にはそんなことはなかなか起きないので、それを待っていたらいつの間にか人生は終わってしまう。
でも心配はいらない。
その、長年信じてきた絶対的目標の取り下げは一旦保留にしておいて、ちょっとした余興程度でいい、新たな人生の目標を、暮らしの隙間にほんのちょっと掲げればいいのだ。
そうエコ系の目標を! なんでもいいんです。プラごみを減らすとか、食品ロスをなくすとか。これなら誰でも取り組みやすいのではないだろうか。
何しろ世間じゃエスディージーズとかサスティナブルとか言ってるし、時流に乗ってる感じ。ちょっとおしゃれな匂いすらする。そんなイマドキな意識を人生の中にちょこっと取り入れるだけでいいのである。それだけで、あなたは少しずつ「お金」と「幸せ」の間にちょっとずつ隙間風が吹いてくるのを日々実感することになる。
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