一汁一菜「100円飯」がフレンチより幸せな訳 コロナで収入激減でも平気!「買わない」生活

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高級フレンチよりトータル100円の食事を選ぶ理由とは?(写真:筆者提供)
疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第1回目をお届けします。

「節約」じゃないザンス!

今回から東洋経済オンラインにて連載をスタートさせていただくことになった。テーマはずばり「買わない生活」。

稲垣えみ子氏による連載第1回目です。

これすなわち、今の私の生活であります。

ア、念のためだが、決して「節約生活」じゃないのだよ! しょっちゅう間違えられるし、ここは非常に大事なところなので、最初に口を尖らせて強く言っておく。

だって節約って、我慢することだ。買うことを我慢してお金を貯めて、その貯まったお金でいつか欲しいものを手に入れるということだ。つまりは将来のために、幸福になりたしと叫ぶ心にムギュッとフタをして今をやり過ごすってことだ。

で、いったいいくら貯めたら幸せがやってくるのかというと、これが案外いつまでも来なかったりする。なので気づけば延々と我慢の人生になっていたりする。要するに、そんな人生どこが楽しいのか、生きてる意味って一体何なのかとフト我に返って考えざるをえないヤツだ。

でも私の生活はそうじゃない。

確かに、買わない。つまりは金を使わない。しかし買わないのは我慢でも忍耐でもなく、ただ買わないほうが「いい」から買わないのだ。買わないほうが買うよりゼータクで、面白くて、自由だから買わない。我慢なんぞ1ミリもしていない。ひたすらニヤニヤほくそ笑みながら、鼻歌歌ってスキップしながら「買わない」生活。

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