一汁一菜「100円飯」がフレンチより幸せな訳 コロナで収入激減でも平気!「買わない」生活

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……と焦るところなんだろうが、私、気づけば案外平気だよ!

むしろ、これが私の実力なのだ、私なんてこんなもんと清々した気分。これは一体どうしたことかと改めて自分を見つめ直してみたところ、驚くべき事実に気づいたのであった。収入が激減しても、ウッカリ楽しく生活しているゆえやはりお金が貯まってしまうのである。

つまりは「買わないことが楽しい」暮らしが、会社を辞めてからの5年の間に、世間の常識をはるかに超えたハイレベル(ローレベル?)でとことん身についてしまっているのだ。そりゃまあ安心だわ確かに! 

これって我ながら最強なんじゃ……と思う一方で、実のところこれはこれでなんだか困った事態でもあるのだった。何しろお金は墓場まで持っていけぬ。となれば世のため人のために使うことになるんだが、そうすると結構なお返しが返ってきたりして、結局なかなか減らないんである。

ああ無間地獄というか無限天国? そう今や何が地獄か天国か不明という随分と面白い事態に陥っているのである。

トータル100円の食卓

いやー、別の意味で私、いったいどうなっちゃうんでしょうかね……?

ま、それはさておき今回は初回なので、じゃあその「買わない生活」ってどんな生活なのか、ごあいさつ代わりに、そのさわりをご紹介したく思う。

冒頭の写真、ある日の我が食卓である。ま、そんな大げさなもんじゃないが、一応献立を記すと、

●小豆入り発芽玄米ご飯(ごま塩と梅干のせ)
●切り干し大根と油揚げと青菜の味噌汁
●キンカンとビーツのおから漬け
●沢庵
●海苔

……であります。トータル100円ほどであろうか。何しろ小豆、キンカン、沢庵、海苔は「もらった」。発芽玄米、ごま塩、梅干し、切り干し大根、青菜は「つくった」。そう何かを手に入れる手段は「買う」だけじゃないんだよグフフフ……。今やこんな能力まで身につけているスーパーな私である。

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