今が旬!今日も「タンポポ」摘んで食べてます 忘れられない「腰を抜かすほど」の未知の世界

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
タンポポはたくましくてコンクリートの隙間でも機嫌良く咲いている。このような光景を見て美味しそうと思える日が来ようとは……(写真:筆者提供)
疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第3回をお届けします。

人生を変えた「都会の狩猟採集生活」 

前回、ヨモギで狩猟生活に目覚めたことを書いた。

稲垣えみ子氏による連載3回目です。

それは大げさでなく、私の人生を着実に変えたのだ。

何しろ閉塞感漂いまくるこの世の中で、そう、それなりに真面目にまっとうに生きてきたはずなのにフト気づけば老後は2000万円なければ下流老人まっしぐらなどと恐怖におびえまくるしかないこの世の中で、なんと「タダで食っていく」ことができるかもしれないんである! 

世間では我らの不安を当て込み有料の資産運用セミナーなど花盛りだが、イヤイヤそんなんに参加したくらいで金がたまるならそもそも誰も不安になんかならんやろと心の中で突っ込みまくる私。それがですよ、まさかのこんなところに、そう犬がオシッコしてそうなそこらの道路脇に、安全確実な不安からの脱出口が!?

なんかバカバカしすぎて愉快なことこのうえない。

ということで、私は「都会の狩猟採集生活」という大いなる野望を胸に、わが野草スコープの射程を少しずつ広げていったのであった。

まずは、イージーなところから。

あるうららかな初夏の日、週末の散歩コースである近所の河原で、ふと目の前の古い大きな木にオレンジ色の実がたわわになっていることに気づく。これはヨモギよりよほどわかりやすい。

次ページ初夏のデザート無料で確保
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事