人生を変えた「都会の狩猟採集生活」
前回、ヨモギで狩猟生活に目覚めたことを書いた。
それは大げさでなく、私の人生を着実に変えたのだ。
何しろ閉塞感漂いまくるこの世の中で、そう、それなりに真面目にまっとうに生きてきたはずなのにフト気づけば老後は2000万円なければ下流老人まっしぐらなどと恐怖におびえまくるしかないこの世の中で、なんと「タダで食っていく」ことができるかもしれないんである!
世間では我らの不安を当て込み有料の資産運用セミナーなど花盛りだが、イヤイヤそんなんに参加したくらいで金がたまるならそもそも誰も不安になんかならんやろと心の中で突っ込みまくる私。それがですよ、まさかのこんなところに、そう犬がオシッコしてそうなそこらの道路脇に、安全確実な不安からの脱出口が!?
なんかバカバカしすぎて愉快なことこのうえない。
ということで、私は「都会の狩猟採集生活」という大いなる野望を胸に、わが野草スコープの射程を少しずつ広げていったのであった。
まずは、イージーなところから。
あるうららかな初夏の日、週末の散歩コースである近所の河原で、ふと目の前の古い大きな木にオレンジ色の実がたわわになっていることに気づく。これはヨモギよりよほどわかりやすい。
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