50歳、無職、アフロ女子の「おカネがない快感」 稲垣えみ子・セドラチェク ミニマリスト対談
おカネがあれば、みんなハッピー?
稲垣 えみ子(以下、稲垣):私、数カ月前に会社を辞めて、収入がなくなって、少ないおカネで生活をしなきゃいけなくなったんです。
それには不安もあったけど、実際そうなってみたら、いろんな人が親切にしてくれる。今までおカネを持っていたときにはそういう親切はなかったし、というよりあっても気づかなかったのかもしれない。
みんな、おカネがないと幸せになれないって思っているかもしれないけど、おカネ以外の幸せになる手段というのは、実はすでにたくさん持っているんじゃないか。でも、おカネしかないってみんな思いこんじゃっているから、気づかないんじゃないでしょうか。
トーマス・セドラチェク(以下、セドラチェク):私たちが生きているこの文明では、自分を知ろうとするとき、自分で自分を定義するときに、やっぱり、「消費」で定義するんですよね。


















