「インターホンや給湯器までも撤去」 あまりに厳格な"退去ルール"に戸惑う遺族…《公営住宅の実家じまい》が過酷すぎた

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実家じまい
公営住宅に住んでいた母が亡くなり、実家じまいをすることになった子ども。母の家はゴミ屋敷ではない。しかし退去するには、とてつもないハードルがあった(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
市営住宅や都営住宅、府営住宅などの公営住宅。そこで人が亡くなると、一般的な賃貸物件にはない負担が遺族にのしかかることは、あまり知られていない。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷清掃・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、「公営住宅の遺品整理」のリアルを聞いた。
動画:【市営住宅の退去は想像以上に大変】釘・カーテンレール・給湯器まで外す遺品整理の現場

母の死から間もなく届いた「3カ月以内の退去通知」

玄関を抜けてリビングに足を踏み入れると、つい数カ月前までこの部屋で暮らしていた母親の生活感がそのまま残っていた。

押し入れの6割から7割を占めているのは、巨大なスピーカー、レコーダー、アンプといったオーディオ機材だ。単に置かれているのではない。隙間なく、みっちりと詰め込まれている。これらは3年前に亡くなった父親の遺品だという。

実家じまい
古いレコードやオーディオ類が大量に出てきた(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
【写真を見る】「これを全部ですか…?」あまりに細かすぎる《公営住宅の退去時チェックリスト》と、古銭まみれの実家【ビフォーアフター(30枚)】
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