「もう服は一生買わなくても大丈夫」と気づいた日 「お金もち=おしゃれ」という方程式からの脱出

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開店前日の夜に必死のレイアウト。素人商売に手を染めない知恵を絞るのは、どんな高価な娯楽よりオモロイとおもう今日この頃(写真:筆者提供)
疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第42回をお届けします。

「ハレの日」の服はどうする?

だいぶ前のコラムで、物心ついて以来服を買いまくることに生きがいを感じていた私が、会社を辞めて無給生活に突入したことで、ある意味命をかけてせっせと買いためた「イナガキ・コレクション」をパン屋さんのフリーボックス(段ボール箱)にせっせと移動する羽目に陥ったことをご紹介させていただいた。

稲垣えみ子氏による連載42回目です。

ということで一時はアイデンティティーの危機に陥りかけたんだが、なんとか精神を立て直し、たとえ持っている服が「1着」であったとしても、それは何らオシャレであることを阻害するものではないばかりか、むしろそれこそが究極のおしゃれなのでは……というスンバラシイ心境に達したこともご紹介させていただいた。

この心境は、今もまったく変わるところなし。つまりは私、昨日も今日も同じ服を堂々と機嫌良く着て、毎日元気におしゃれに(自称)生きております!

ただ正直なところ、実際にこのような暮らしを実践してみて、いくつか「困ったこと」が出てこないわけではなかった。

ということで、今回は前のコラムの続編として、その困り事と、それに対して私がどう対処しているのかという話をしたい。

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