「距離を縮めるのが下手な人」の会話以前の問題点 本能的に「敵認定」されないための科学的方法
「人は他人と接する際、視覚情報55%・聴覚情報38%・言語情報7%の割合で優先順位をつけている=非言語的コミュニケーションを重視する傾向がある」という、有名なメラビアンの法則を持ち出すまでもなく、なにげない態度や身振りは、コミュニケーションにおいてとても大きな比重を占めます。
そこで、誰もが軽視しがちなのにその効果は絶大な非言語コミュニケーションのコツを、科学的エビデンスと共に紹介します。
「斜め・横並び」に座る 〜座る位置で緊張をほどく〜
「座る位置に気を配る」ことは、相手に警戒心を抱かせないために効果的です。
テーブルや机を挟んで真正面に座ると相手は、
- ・目線がぶつかるので緊張する
- ・「敵対する人」という印象を持つ
ことになります。
そうではなく、「斜め向かいに座る」「横並びで座る」といった工夫をすれば「敵対意識」が和らぎ、「同志」「味方」という一体感を醸成。こちらのメッセージが届きやすくなります。
たとえば、飲食店のカウンター席は、隣に座り目線が同じ方向に向かうことで、心理的距離が縮まりやすいように設計されています。
とはいえ、それほど親しくない相手といきなり隣に座るのは、お互いに緊張するでしょう。社内の同僚・部下など、いきなり距離を縮めるのが適切ではない場合もあります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら