無職でキャンピングカー生活を始めた夫婦の実態 沖縄でバイト生活に明け暮れたこともあったが

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岡田大樹&梨紗子夫妻。幸せなバンライフが垣間見えるが、夫の大樹さんは「僕らのやり方はおすすめしません」と断言する(写真:OCEANS編集部)
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賃貸で住んでいた愛知県の家を解約し、昨年末からキャンピングカー暮らしを始めた岡田大樹&梨紗子夫妻。ふたりが「バンライフ」と呼ぶその生活は実に冒険的で憧れるが、実際には不便なことだってあるに違いない。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

生活費や収入、夫婦仲は? 家族が増えたらどうする? 素朴な疑問をストレートにぶつけてみた。

12月にキャンピングカーが納車されてから1年弱の間に、総移動距離は9000km、訪れた場所は沖縄をスタート地点に九州から関東圏まで22県に及ぶ。

車内の間取りは「1DK風呂トイレなし」。使えるスペースをすべてカウントすると生活圏は約10平米だ。早速、バンライフのリアルを覗いてみよう。

家を手放したきっかけは?

梨紗子:「私はヨガのインストラクターやローフードの食事指導をしていましたが、去年の8月に職場のトラブルで仕事が突然なくなったんです。一晩中、泣き続けるくらいショックで……」。

時間とお金をつぎ込んで得た仕事を一瞬で失い、人間関係にも失望し、絶望の淵にいたという梨紗子さん。生活基盤を失い、一度ゼロの状態になってから心機一転。ずっと夢見ていたバンライフを始める決心をしたという。

大樹:「僕はいつ始めても良かったので、彼女が決意した次の日に配送の仕事を辞めました」。

その日を境にふたりの生活は一変。9月末に部屋を退去し、荷物のほとんどを断捨離。その勢いのまま約800万円のキャンピングカーをローンで購入し、納車まではコンパクトカーで車中泊。12月から本格的なバンライフをスタートさせた。

 仕事はどうしてるの?

勢いで冒険に出たのはいいものの、2人同時に収入源を失った点は痛手だったという。仕事はどうしているのだろうか。

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