無職でキャンピングカー生活を始めた夫婦の実態 沖縄でバイト生活に明け暮れたこともあったが

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大樹:「ミニマリズムもそうですが、ローフードもバンライフと相性がいいんです。特別、我慢をしているわけじゃありません。

とはいえ、2〜3日に1回は外食します。やよい軒とかCoCo壱とか(笑)。動画をダウンロードするのに高速インターネットが必要なときも、おしゃれなカフェに行きますし」。

夫婦喧嘩したらどうするの?

どんなに仲が良い夫婦でもぶつかることはある。「1DK風呂トイレなし」となれば、喧嘩も増えそう……。聞いてみると「めちゃめちゃ喧嘩しますよ」と包み隠さず答える2人。険悪なムードになったらどう対処しているのだろう。

険悪なムードになったら、それぞれが別々のベッドに移動してカーテンを閉める。それでも十分、ひとりの空間が持てるという(写真:OCEANS編集部)

梨紗子:「私たちは性格が真逆なんです(笑)。私はのんびりするのが好きで、大雑把なO型。感覚派です。彼は典型的なA型で細かくて、理論派。すぐに片付けたい人だし、同じテンションが好きなタイプ。そんなふたりがずっと一緒にいると、喧嘩になりますよね。狭さも原因のひとつだと思います」。

大樹:「リモートワークが続くとストレスも溜まります。そういう場合は車内に付いているカーテンを閉めて、空間を仕切る。距離を保つことでお互いのスペースを大切にしたり、ひとりで散歩したり、別々に過ごしたり。

ホテルにも3回泊まりました。空間が広いと開放感があるし、シャワーやお風呂も自由に入れると、気持ちがリセットされる。バンライフを続けるコツですね」。

喧嘩することを許容し、喧嘩したら対処する。制限のある空間で一緒に過ごすには工夫が必要だ。

大樹:「キャンピングカーで生活するのは、ある種のサバイバルですから、いろいろありますが、絆は強くなりましたよ」。

子供が生まれたら家暮らしに戻る?

結婚している2人は、いつか子供を迎えることも考えている。そうなれば、さすがに家暮らしに戻るのだろうと思いきや、そうではないらしい。

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