巨大キャンピングトレーラーの意外な使い方

キャンプ目的の利用はゼロ!?その利用方法とは

アメリカのウィネベーゴ・インダストリーズ社が製作した大型キャンピングトレーラー「ボヤージュ フィフスホイールV3436FL」。千葉県の「ニートRV」が輸入販売しており、本体価格は1232万円(筆者撮影)
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キャンピングカーの本場である欧米では、移動時に自動車で牽引するトレーラー・タイプも需要が高いが、日本ではあまり人気がない。重量が750kg以下のトレーラーであれば、牽引免許が不要なため普通免許で乗れるし、居住空間も中・大型のキャンピングカー並みに広く、ダイニングやキッチン、ベッドルームなどを備えるタイプも多い。だが、後退時などは運転にコツが必要なことや、駐車場が自家用車用のほかに別途必要であることなどが、日本では敬遠されてしまう理由なのだろう。

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それでも、一定の需要はあるようで、国産はもとより、海外製のキャンピングトレーラーなども輸入販売されている。中でも驚きなのは、全長が12m近くあるアメリカ製トレーラーが販売されていることだ。広大な土地があり、道路も広いアメリカであれば、そういった巨大なキャンピングトレーラーが、自動車に牽引されてフリーウェイを移動する光景をよく目にする。だが道が狭く、保管場所などにも困る日本で見かけることはほぼ皆無だ。

では、いったいどのようなユーザーが、どのような目的で購入するのだろう。アメリカのウィネベーゴ・インダストリーズ社(以下、ウィネベーゴ)が製作した大型キャンピングトレーラーを輸入販売する千葉県の「ニートRV」に話を聞いた。

ウィネベーゴの12m級キャンピングトレーラー

後方から見たボヤージュ フィフスホイールV3436FL。全長は11.95mという巨大さ(筆者撮影)

取材したのは、多数の新型モデルが展示されたジャパンキャンピングカーショー2021(4月2~4日・幕張メッセ)の会場だ。ニートRVのブースには、「ボヤージュ フィフスホイールV3436FL」という、ウィネベーゴの2021年新型モデルが展示されていた。

ボディサイズ全長11.95m×全幅2.46m×全高3.80mという外観は、まさに圧巻の一言だ。ちなみにアメリカでは、このサイズのトレーラーを全長5mを超える大型のピックアップトラックなどで牽引するため、走行時にはすべての長さが約17~18mにもなる。

外側にせり出し、室内空間を拡大するサイドアウト部分(筆者撮影)

ステップを上り、前後2カ所にあるエントランスの前方側から室内に入ってみると、広さと豪華さにも圧倒される。室内幅は2.36m、室内高は2.40m。このモデルは、停車中に壁を外側へせり出すことができるスライドアウトという機構を4カ所に持つ。そのため、室内は、走行時よりもさらに広げることができる。

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