【50年以上前のビンテージ輸入バイク、2200万円でも納得の理由】ドゥカティが誇る名車、1974年式「750スーパースポーツ」の持つ歴史的価値

近年、4輪車だけでなく、2輪車でも1970年代や1980年代などの歴史的な名車、いわゆるビンテージバイクの人気が高い。なかには、1000万円を超える中古車価格の車両も出てきているが、なんと2200万円もの価格がついた輸入バイクを発見。イタリアのバイクメーカー、ドゥカティの1974年式「750スーパースポーツ(以下、750SS)」がそれだ。
愛知を拠点とするオートプレステージがヒストリックカーの展示会「オートモビル カウンシル 2025」(2025年4月11~13日・幕張メッセ)に出展したこの車両は、50年以上前のバイクとは思えないほど美しい輝き。イタリア製ビンテージバイクらしい魅力が満点だ。おそらく、かなり高度なレストア技術を使っていることがうかがえるが、それにしてもかなり高価。同じくブース出展された750SSの1975年式も1200万円もの価格がついていたのだが、1974年式は2倍近い価格。それはいったいなぜなのか。ここでは、ビンテージバイク愛好家にとって垂涎といえる1974年式750SSというバイクの魅力をはじめ、高価で取引されている謎などに迫ってみたい。
ドゥカティとレース活動
イタリアのドゥカティといえば、1950年代から世界グランプリなどの有名レースに参戦し、そこで得たノウハウや技術を公道用市販車にフィードバックしてきたことで知られる。欧州の2輪車メーカーのなかでも、とくにレースと直結しているイメージが強いといえるだろう。
そんなドゥカティが、かつてフラッグシップのバイクに冠していた車名がスーパースポーツ(SUPER SORT)。そして、1974年に登場した初代750SSは、その源流ともいえるモデルだ。
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