
本田技研工業(以下、ホンダ)は、新型の3ドアクーペ「プレリュード」を2025年9月に発売することを発表。公式ティザーサイトに内外装のデザインを中心とした最新情報を公開した。
24年の時を経て復活するプレリュード

ホンダのプレリュードといえば、初代モデルが1978年に登場した歴史あるモデルだ。スポーティなフォルムに、快適性や高級感などを持たせた「スペシャリティカー」と呼ばれるジャンルに属する。とくに1980年代に登場した2代目や3代目は、当時のクルマにない斬新なデザインなどにより、女性からも大きな支持を獲得。女性を誘ってドライブするのに最適なクルマ、いわゆる「デートカー」という流行語を生み出したことでも知られている。
そんなホンダの名車プレリュードを24年ぶりに復活させたのが、6代目となる新型だ。独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載。しかも、e:HEV向け次世代技術の「ホンダS+シフト」を採用するなど、テクノロジー面でも何かと話題を呼んでいる。ホンダでは、当モデルのプロトタイプを2023年10月のジャパンモビリティショーで世界初公開。以降、幾度か仕様の異なるプロトタイプを公開してきたが、今回発表された仕様は、デザイン面でほぼ市販モデルに近い仕上がりになっているという。
当記事では、そんな新型プレリュードに関し、メディア向け発表会で現車を実際に確認した印象も含め、内外装を中心とした詳細を紹介。パワートレインのスペックや価格などは未発表ながら、現時点(2025年7月31日)でわかる範囲で、現代に復活させたホンダ製スペシャリティカーの魅力に迫ってみる。
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