このクルマを“軽”と思って買う人は少ないんじゃないかと思っています――。
開発者がそう言うのが、三菱自動車工業が2025年10月29日に発売した新型「デリカミニ」。
このクルマに乗ってみると、なるほどそういう人がいるのも納得、という思いを強くする。期待以上の出来映えだ。
ターボとノンターボ、前輪駆動と4輪駆動とバリエーションが豊富。4WDモデルには、積雪路や砂利道用のドライブモードもそなわる。
日産「ルークス」と共同で開発されたモデルであるが、上記のドライブモードのように、オフロードでの走破性など、三菱製品の強みがきちんと盛り込まれているのが特徴だ。
メルセデス・ベンツやボルボからの乗り換えも
私が乗ったのは、トップグレードの「Tプレミアム・デリマルパッケージ」の4WDモデル。車名の「T」が表すとおり、3気筒エンジンにインタークーラー付きターボ(TURBO)がそなわる。
驚くのは、11月前半の時点で、このグレードの販売比率が特に高いということ。290万7300円の価格もバリアになっていないようだ。
「デリカミニを軽のカテゴリーの中で考えていないお客さまも、多くいらっしゃいます」
聞けば、ダウンサイジングを考えている人が、メルセデス・ベンツやボルボなどから乗り換えるケースもあるんだそう。
たしかに新しいデリカミニ、軽快に走る。変速機(CVT)の設定をいじって、発進直後からエンジントルクが太めに出るようにしたという。
どこから加速していってもトルクの“谷”は感じられない。気持ちよい加速が続く。
路面のうねりは期待以上にていねいに吸収してくれて、乗り心地は良好。直進安定性は高く、全車速で先行車を追従走行する機能(ACC)や、車線維持支援機能などを使うと、長距離走行も意外に楽そう。



















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