アストンマーティン「S=Sport」ではない意義とは? 「ヴァンテージS」「DBX S」の発表会で聞いたその中身

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精巧な作りの「S」のバッジがつく2台のアストンマーティンが登場(写真:Aston Martin Japan)

イギリスでもっとも有名なスポーツカーブランドのひとつが、アストンマーティンだ。日本でも、高級スポーツカーブランドとしてよく知られている。

2026年2月終わりに日本で行われたのは、よりスポーティな2つのモデル「ヴァンテージS」と「DBX S」のプレス向けお披露目。

高性能化と軽量化が、2つの「S」モデルの特徴だ。加えて、職人的な仕上げなど、いわゆるエクスクルーシブさが強調されている。

本国で発表されたのは25年春だったが、ようやく実車を目のあたりにすることができた。

【写真】3000万円クラスの高級スポーツ「アストンマーティンSモデル」の内外装

Sモデル設定の背景にあるもの

同じタイミングで、ヘッド・オブ・プロダクトマネージメントを務めるニール・ヒューズ氏ら、本社メンバーが来日。Sモデル設定の背景と、アストンマーティンの戦略について、インタビューに応じてくれた。

ヴァンテージ、DBXともに、参入している市場は手強い競合が多い。

従来の「DBX007」(3590万円)を例にとっても、同価格帯にメルセデス「マイバッハGLS」、ランボルギーニ「ウルスSE」、ベントレー「ベンテイガ」などがある。

「DBS770 Ultimate」にヒントを得たという軽量ポリカーボネートのハニカムグリルがオプション装着された「DBX S」(写真:Aston Martin Japan)

そのちょっと下には、ポルシェ「カイエン」やBMW「X7」、アウディ「Q」。メルセデス・ベンツの「Gクラス」も競合だろう。

「私たちの強みは、ブランドイメージです」

そう、ヒューズ氏は語る。

「007シリーズでブランドは広い層に浸透しています」

映画『007』シリーズの新作は28年公開ともいわれ、登場するボンドには英国人俳優が扮することが重視されているという。

「そうなったら、メイド・イン・イングランドのイメージは、私たちのプロダクトにもいい影響があるはずです」とヒューズ氏はほほえむ。

もうひとつ、アストンマーティンが市場対策として(も)力を入れているのが、モータースポーツ活動だ。

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