中国自動車メーカー、春節商戦後も泥沼の戦い。積み上がる在庫、新車価格引き下げや無利子ローン…

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ゼロ金利ローンや税金補助など3万元の成約特典をアピールする上汽アウディの新春販促キャンペーン。在庫圧縮へ外資系も実質値引きを競う(同社のウェブサイトより)

中国の自動車メーカー各社は春節(中国の旧正月)連休(2月15~23日)明け後も引き続き激しい価格競争を展開している。「春節商戦」一巡後も在庫圧力がなお重くのしかかっているためだ。

アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)と中国の上海汽車集団(上汽集団)の合弁会社である「上汽GM」は2月26日、複数の「ビュイック」ブランドの販売価格を5000元(約11万4000円)値下げすると発表した。2月25日には、ドイツのアウディと中国の上汽集団が提携する「上汽アウディ」が販促キャンペーンを発表。新モデルの販売価格を20万5900元からと抑えた上で、新車購入時には期間限定で3万元相当の成約特典を提供する。

東風日産が6万元台の入門車種

2月24日には、中国の広州汽車集団とトヨタ自動車の合弁会社である「広汽トヨタ」および日産自動車と中国の東風汽車集団の合弁会社である「東風日産」が揃って新車のお披露目と同時に販売価格を全面的に引き下げた。なかでも東風日産のエントリーモデルは6万5900元という低価格で発売された。

優遇ローン導入による販促キャンペーンも盛んだ。2月26日には、アメリカのEV(電気自動車)大手、テスラの中国法人が「7年低利あるいは5年無利息」の優遇ローンの延長を発表。これに追加して同社の主力モデルである「Model 3」には8000元の自動車保険補助をつけるサービスを開始した。中国の比亜迪(BYD)も2月25日、一部主力車種を対象に、7年低利または3年無利息の優遇ローンを供与する方針を打ち出した。

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