アウディジャパンが新型「Q5」シリーズを日本に導入。2025年7月に発売された、プレミアムミッドサイズを標榜するSUVである新型Q5を10月にテストドライブした。注目点は、新世代のプラットフォームを使い、独自方式でマイルドハイブリッド化されたエンジンを搭載することだろう。
アウディジャパンでは、最近までBEV(バッテリ駆動EV)の「e-tron」推しで、少なくとも広報活動では“電動化”を積極的にアピールしてきた。それが2025年になって、より多様性がみられるようになった。その代表格が、今回のQ5に搭載された「MHEVプラス」なる技術だ。
e-tronは引き続き開発を続ける一方、内燃機関についても燃費とパワーという時代の要請に応える形で“進化”させてきたのだ。
Q5ファミリーすべてマイルドハイブリッド化
MHEVは日本メーカーもラインナップに持つマイルドハイブリッドシステムを意味する。今さら書くまでもないが、内燃機関中心で、モーターが加速などのアシストをするもの。近年では低回転域はバッテリーで、回転が上がると大きめのターボという2段階の加速方式の採用も増えている。
アウディの新型Q5シリーズに搭載しているMHEVプラスは、3つの要素で構成されるのが特徴とされる。その内容はパワートレインジェネレーター、ベルトオルタネータースターター、それにリン酸鉄リチウムイオンの駆動用バッテリーだ。


















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