【マイルドハイブリッド化+ディーゼルターボの親和性】アウディの新型プレミアムミッドサイズSUV「Q5」日本導入、内燃機関を拡充する真意

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Q5エディションワンのフロントフェイス
Q5エディションワンのフロントフェイス(写真:アウディジャパン)

デザインとしては、フロントグリル左右のブレーキ冷却用に見えるエアインレットが目をひく。エアインレットの存在感を強調するのは、「Q8」「Q7」「Q3」「Q2」といったSUVモデルや「A8」「A7」「A5」といった昨今のアウディ車で採用されている、デザイン傾向だ。

Q5シリーズの場合、とくにスポーツグレード「SQ5」のようにエアインレットにクローム的な輝きを持つ加飾が施されているのは、より力強い印象を与える。だいぶ若々しいイメージで好ましい。

グリル自体は、輪郭に「シングルフレーム」なる従来の形状の継承・発展形とするが、中のメッシュを大型化し、網目のようで、ちょっと独特な雰囲気になっている。ここにカメラなどのセンサーが収められているので、網目が大きいのは機能的な選択なのだろう。

ヘッドランプと、リアのコンビネーションランプは薄型になった。見る人が見れば、すぐ新型Q5のファミリーとわかるだろう。

デジタル技術の進化

Q5 TDI quattro 150kW advancedのリアビュー
Q5 TDI quattro 150kW advancedのリアビュー(写真:アウディジャパン)

オプションの「デジタルパッケージプロ」もエディションワンには含まれている。このパッケージの中には、「デジタルOLED(有機LED)リアライト」がある。これは一般路上において、ほかの交通とのコミュニケーションをはかり安全性を向上させるための機構だ。

たとえば、路上で停車中は、ライトクラスターのもっとも外側に三角表示板と同じパターンがOLEDで表示される。信号などで停止中に後続車が近づきすぎると、輝度を上げて注意を喚起する機能もあるようだ。

デジタル技術は、インテリアでも幅広く採用されている。日本市場だと2025年2月の「A5」や続く4月の「Q6 e-tron」で先に採用された「デジタルステージ」なるディスプレイが特徴的だ。

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