【生誕30周年を迎える、あのミドルサイズSUVが日本復活】ハイブリッド車を投入する意図、ホンダ新型「CR-V e:HEV」に課せられた役目

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新型「CR-V e:HEV」と、その開発責任者を務めた本田技研工業 四輪開発本部 完成車開発統括部 LP室の佐藤 英資さん
新型「CR-V e:HEV」と、その開発責任者を務めた本田技研工業 四輪開発本部 完成車開発統括部 LP室の佐藤 英資さん(写真:三木 宏章)

本田技研工業(以下、ホンダ)は、独自の2モーター式ハイブリッドシステムを搭載したミドルサイズSUV「CR-V e:HEV(シーアールブイ・イーエイチイーブイ)」を、2026年2月に国内発売することを発表した。

1995年の初代以来、30年以上の歴史を誇るモデルがCR-Vだ。国内では、2016年に登場した5代目以降、しばらく設定がなかったが、北米など海外向けには2022年に現行の6代目が登場。一方、日本には、2024年に、6代目をベースとした水素で走る燃料電池車「CR-V e:FCEV」が発売されたが、ハイブリッド仕様は初の導入となる。

より質感とスポーティさを増した外観や、高級感とタフネスさをマッチングした内装、「アコードe:HEV」と同じパワートレインながら、よりオフロードの走破性などを向上させた走行性能などで、海外では「ホンダ車で最も売れている」というのがこのモデル。まだ、価格などの詳細は明らかになっていないが、現時点でわかる範囲でその魅力などを紹介しよう。

【写真】ホンダのミドルサイズSUV新型「CR-V e:HEV」の内外装やグレードによる違いを確認する(62枚)

CR-Vの歴史

CR-Vは、前述のとおり、1995年の初代から30年以上も続くロングセラーモデルだ。現在、約150カ国で販売するグローバルモデルで、累計販売台数は1500万台を突破しており、世界中のユーザーから多くの支持を受けている機種といえる。

とくに2022年に登場した現行の6代目は、北米で約41.1万台、中国では約32.7万台の新車販売台数を記録。欧州やタイなどの東南アジアでも好評を得ていることで、これも先に述べたとおり、海外では「ホンダで最も売れているクルマ」となっており、まさに同社の稼ぎ頭といえるモデルだ。

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