今回国内導入されるのは、そんな6代目CR-Vのハイブリッドモデルだ。欧州の車両サイズ区分で「Cセグメント」(全長約4.4~約4.6m程度)に該当するモデルで、日本ではミドルサイズSUVに属する。なお、タイ生産のため、国内では輸入車扱いとなる。
日本でのメインターゲットは、ホンダによれば、たとえば、40代~50代で、子供が独立したあとの子離れ世代など。大人数を乗せられるミニバンを卒業し、ミドル以上のサイズ感のクルマに乗りたいユーザーや、アウトドア好きなどをペルソナに据える。
また、ホンダのミドルサイズSUVには「ZR-V」というモデルもあるが、ボディサイズはCR-Vのほうが上(詳細は後述)。より大きな車格を求めるユーザーに訴求できるモデルという位置づけにすることで、同社SUVラインナップの拡充を狙う目的もあるようだ。
今回はハイブリッド車を導入
ちなみに、現行CR-Vをベースにしたモデルでは、これも先に述べたとおり、燃料電池車のCR-V e:FCEVも国内導入されているが、こちらは水素を補充する水素ステーションなどのインフラの問題もある。より多くの販売台数を求めるなら、今回のハイブリッド仕様を導入することは順当な選択だといえるだろう。
なお、国内販売を予定するCR-V e:HEVのラインナップは、スポーティなグレードの「RS」と、それをベースに各部をブラック仕様にした「RSブラックエディション」の2タイプだ。先行公開された2025年10月の「ジャパンモビリティショー2025」では、RSブラックエディションが展示されたので、実車を見た人も多いだろう。



















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