【マイルドハイブリッド化+ディーゼルターボの親和性】アウディの新型プレミアムミッドサイズSUV「Q5」日本導入、内燃機関を拡充する真意

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Q5のインテリア
Q5のインテリア(写真:アウディジャパン)

曲面OLEDテクノロジーを備えた11.9インチの「アウディバーチャルコックピット」と、14.5インチの「MMIタッチディスプレイ」で構成されている。とくにドライバー前のディスプレイは薄く、けっこう大きく湾曲したデザインなのが、新しさを感じさせる。

機能はかなり多いようで、使いこなすには時間が必要かもしれない。本国ではサードパーティ開発のアプリも搭載できるようだが、日本では現時点ではそれは不可となっている。

さらにオプションで、助手席にも、10.9インチの「MMIパッセンジャーディスプレイ」を装備することもできる。ここでエンターテインメントのコンテンツを楽しめるようだ。

絶妙なボディサイズの妙

Q5のサイドビュー
Q5のサイドビュー(写真:アウディジャパン)

Q5のボディディメンションは、従来のQ5から大きく変化していない。機能とスポーティな官能的要素をバランスさせていて、これがアウディの得意科目と納得。

ホイールベースは従来型マイナス5mmの2820mm。そこに載る車体は、全長プラス35mmの4715mm、全幅は同一の1900mm、全高はマイナス10mmの1655mmだ(今回のSUVモデル)。スポーツバックの場合、ホイールベースと全幅は上記SUVモデルと同一。全長は従来型にプラス20mmの4715mm、全高ではマイナス10mmの1650mmとなっている。

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走りの印象は、ディーゼルエンジンのよさをうまく活かしている。トルクがたっぷりあって、しかもアクセルペダルの踏み込みに敏感に反応して加減速する。エンジン音も課題でなく、よい出来栄えだ。エディションワンはディーゼルにしか設定がないが、標準モデルの装備でもいいというユーザーにとって、ガソリン車に対して28万円高に抑えられた価格設定は評価できるはずだ。

燃費は、ガソリン「Q5 TFSI quattro」の14.4km/Lに対してディーゼル「Q5 TDI quattro」は16.1km/L。ディーゼルだから我慢をしなくてはいけない要素はおそらく皆無なので、長距離ドライブが多い人は、考える価値がありそうだ。

【Audi Q5 Edition One】
全長×全幅×全高:4715×1900×1655mm
車重:1980kg
ホイールベース:2820mm
パワートレイン:1984cc 4気筒ディーゼル+電気モーター(マイルドハイブリッド)
エンジン最高出力:150kW
エンジン最大トルク:400Nm
変速機:7段オートマチック変速機
駆動方式:全輪駆動(後輪はモーター駆動)
燃費:14.4km@l(WLTC)
乗車定員:5名
価格:919万円
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小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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