ホンダCR-V、乗ってわかった1.5ターボの実力

日本復活の5代目は家族愛に満ちたSUVだ

ホンダが発売を控えている新型「CR-V」に先行試乗した(写真:Honda Motor Europe)

ホンダが日本国内での発売を控えている新型「CR-V」。日本で言えばトヨタ自動車「ハリアー」や日産自動車「エクストレイル」、マツダ「CX-5」などと競合するミッドサイズのSUVだ。

CR-Vは1995年に初代が登場後、国内では4代目までモデルチェンジを重ね、2016年8月をもって日本での販売をやめていた。つまり、ホンダが2年ぶりに日本で復活させる新型CR-Vは5代目に当たる。

2017年のデトロイトショーで発表され、アメリカ、中国、タイでは同年から新型CR-Vにスイッチしたが、日本と欧州は事情が異なり、新型CR-Vの導入を2018年まで待つことになった。

筆者はオーストリアで開かれた、新型CR-Vの先行試乗会に参加したので発売前にいち早くその乗り味をレポートしたい。

欧州ではCO2規制が厳しいことから、CR-Vは先代までディーゼルを搭載していたが、新型CR-Vはホンダの2モーターのストロング・ハイブリッド(i-MMD=Intelligent Multi‐Mode Drive)を搭載することになった。

トヨタやレクサスがストロング・ハイブリッドで成功しているのを見て、ディーゼルからハイブリッドにシフトするのが新型CR-Vの狙いだ。しかし、i-MMDハイブリッドは「アコード」や「クラリティ」のほか、最近は「オデッセイ」や「ステップワゴン」にも搭載されているので、CR-Vの生産には間に合わなかったのが1年遅れた理由だろう。

再びミッドサイズSUVで日本市場に挑戦

ホンダは日本市場のSUVをどう見ていたのか。2016年にCR-Vの名前がカタログから消えてしまったが、その代わりに「フィット」ベースで開発したコンパクトSUVの「ヴェゼル」が市販され、使いやすいサイズと手頃な価格で人気モデルとなった。

先代CR-Vが大きすぎて、人気がなかったことがホンダの心配だったが、周りを見渡すと、マツダの「CX-5」がディーゼルエンジン搭載によりブレーク、レクサス「NX」、トヨタ「ハリアー」も売れ始めた。日本もミッドサイズのSUVの市場が成長し始めたのである。そこで2018年からi-MMDを搭載するミッドサイズのCR-Vで再び挑戦することになったのだ。

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