1月初旬の千葉県某所、15分ほど前に日の出時刻を迎えたとはいえ、車載の温度計では-2度を保ったまま。約半年前に行ったプロタイプ試乗では汗を拭いながらの取材だったが、今回の公道試乗では一転、寒さが身体に堪える。
スズキの新型車「eビターラ」の詳細は、プロトタイプ試乗時のレポートから大きな変更はないが、公道試乗では大きな発見があった。それはFF(前輪駆動)モデルの乗り味だ。
カタさの目立つ、FFモデルの乗り心地
試乗前説明を受けてトップグレードの「Z 2WD」に乗り込み、朝の渋滞の始まった公道を走る。しばらくして路面の大きな凹凸に遭遇したのだが、速度を落とさず40km/hを保ったまま通過すると想像よりも強い反力を身体全体で感じる。端的に「想像よりもカタさが目立つ乗り味だな」との印象を抱いた。
「朝一で外気温がマイナスだからタイヤのトレッド面やサイドウォールが硬くなっているのか」と思いながら走り続ける。「eビターラ」の装着タイヤはグッドイヤー「EfficientGrip 2 SUV」。サイズはグレードにかかわらず225/55R18 98V。低燃費と低車外音を特徴にしたSUV向けコンフォートサマータイヤだ。
試乗開始から30分が経過したが、体感上のカタさは変わらず。以前、サーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)で試乗したプロトタイプ(同グレードで同じFF)では、こうしたカタさを一切感じることなく、なんなら「ボディサイズの大きなクルマに乗っているような落ち着きがあり、乗り味もしっとりしている。わかりやすく上質 ~中略~ ゆっくりとしたハンドル操作に対してイメージしたよりロール量(横方向の揺れ)は大きく感じる」とレポートしていたくらい。それが公道ではロール量も少なければ、乗り味の方向性がガラリと異なる。
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