ホンダは8月10日、この夏から秋にかけて日本で発売を予定している新型「CR-V」の実車を報道陣向けに先行公開。エクステリア、インテリアデザインの詳細が明らかになった。
CR-Vは1995年に初代が登場後、国内では4代目までモデルチェンジを重ね、2016年8月をもって日本での販売をやめていた。つまり、2年ぶりの復活だ。投入するのは、アメリカで2016年10月に発売し、その後タイ、インドネシア、中国などで販売してきた5代目に相当するCR-Vを日本向けにアレンジしたモデルだ。
この新型CR-Vは、これまでのモデルの流れを引き継いだエクステリアデザインで、1~4代目に比べると大きく立派になり、風格を増した印象だ。
1.5ターボとハイブリッドの2本立て
ホンダは5代目CR-Vの正式発表・発売日、価格、グレード、ボディカラーや詳しい諸元は現段階で明らかにしていない。
しかし、事前情報によるとパワートレーンは、1.5リッターターボエンジンと「SPORT HYBRID i-MMD」というハイブリッドシステムの2種類。基本は2列シート5人乗りだが、ターボエンジン車は3列シート7人乗り仕様も選べることがわかっている。こうした詳細は、今後の発表・発売に合わせて公表される見通しだ。
コンパクトSUV「ヴェゼル」の販売が好調なホンダだが、トヨタ自動車「ハリアー」、マツダ「CX-5」、日産自動車「エクストレイル」といったヴェゼルより1クラス上のSUVは空白地帯だった。そのため、顧客を取り逃していた面があり、5代目CR-Vの投入によって挽回を目指す思惑があるとみられる。