【価格は4000万円スタートでも予約完売】誕生100周年を迎えたロールス・ロイス最高峰モデル「ファントム」に見る究極のブランドビジネス論

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ファントム100周年として世界限定25台のプライベート。コレクションとして製作された「ファントム・センテナリー」
ファントム100周年として世界限定25台のプライベート・コレクションとして製作された「ファントム・センテナリー」(写真:三木 宏章)

ロールス・ロイスは、言うまでもなくぜいたくで高価だ。それでも日本ではよく売れているという。成功の秘訣はどこにあるのか。

2025年11月、25台だけ製作される、超がつくほど特別なロールス・ロイスのモデル「ファントム・センテナリー」が日本で公開された。

それこそまさに、ロールス・ロイスならではのビジネスと言えるだろう。ショファードリブンで使われる「ファントム・エクステンデッドホイールベース」をベースに開発し、凝りに凝った内外装を与えている。

ロールス・ロイス史上最も精緻な技術として、3Dマーケトリー(寄木細工)、3Dインク・レイヤリング、24カラットの金箔仕上げの3つの新技法を導入するなど、セリングポイントが数多い。

【写真】ロールス・ロイス希少モデルが勢揃い、ファントム100周年イベント「BESPOKE EXPRESSIONS - ファントム100周年を祝して」の様子(99枚)

ぜいたくに本物のゴールドを使った装い

贅沢にもゴールドを使用したスピリット・オフ・エクスタシー
ぜいたくにもゴールドを使用したスピリット・オブ・エクスタシー(写真:三木 宏章)

ボンネットマスコットの「スピリット・オブ・エクスタシー」は18金で鋳造され、24金メッキが施されている。車体側面のバッジにも24金が使われている。その理由は、18金よりも24金のほうが腐食耐性に優れているためだとか。

ブラックで塗装されたパンテオン・グリルの上に立つ、サモトラケのニケをモデルにしたと言われる女神像がキラキラと輝くさまは、ちょっとした見ものだ。

ファントムの100周年を記念して、現行の第8世代ファントムをベースに開発されたのが今回のセンテナリー。この車両は、同社が言うところの「ザ・プライベート・コレクション」で、オーダーメイド(同社的には「ビスポーク」)とは異なり、メーカーの提案による少量生産車である。

次ページ少数生産されるザ・プライベート・コレクションとビジネスの本質
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事