4万時間かけて作られる25台限定の「ファントム・センテナリー」100年のストーリーが描かれたインテリアが超弩級!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
さまざまな「ストーリー」が込められた「ファントム」の100周年を記念して制作された(写真:Rolls-Royce Motor Cars)

ロールス・ロイス・モーター・カーズが、2025年10月に「ザ・プライベート・コレクション・ファントム・センテナリー」(以下ファントム・センテナリー)なる車両を英国で発表した。

見どころは「プライベート・コレクション」という、同社独自のビジネス。

同社内でコンセプトを策定し、ベース車両を選んで、ある特徴をより際立たせる方向で、手を入れていく。

超がつくほど豪華な作りで、超がつくほど少ない台数で、かつ超がつくほど高価な販売価格でもって成功している。

今回のファントム・センテナリーのテーマは、ファントムの100周年記念だ。

1926 ROLLS-ROYCE 40/50HP PHANTOM I BROUGHAM DE VILLE(写真:Rolls-Royce Motor Cars)

「これまでのプライベート・コレクションの中でも、マグナスオーパス(最高の仕事)」と、ロールス・ロイス本社の広報担当者はファントム・センテナリーを評した。

私が見た実車は、6m近い全長の「ファントム・エクステンデッド・ホイールベース」をベースにしているだけあって、圧倒的な存在感だった。

【写真】お値段4億円以上「ファントム・センテナリー」の工芸品のような内外装や制作過程を見る(57枚)

ボディ色は「モノクロ映画の世界」を表現

ロンドンから70マイルほど下ったグッドウッド・エアロドロームの格納庫が、メディア向け発表会の会場。

堂々たるサイズの車体は、側面を白に、グリル下からボンネット、ルーフ、トランクリッドとその下までを黒で塗装されている。

なんでも、ロールス・ロイスとハリウッドスターたちの存在感が一体化していたような、1930年代のモノクロの映画の世界を表現する意図もあったとか。

ボディ上部やウインドウフレームやトランクリッドも含めてブラック仕上げ(写真:Rolls-Royce Motor Cars)

しかも、単なるモノトーンの車体でなく、光線を浴びてきらきらと輝きを放つのが特徴だ。

塗装の上に、虹色に輝くガラスの微粒子を混ぜ込んだコーティングを施したと説明された。一見地味だが、じつは華やか。

次ページ「これまでで最も複雑で技術的な冒険」という内装
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事