【発売は9月予定、24年ぶりに復活する名車】ハイブリッド+スペシャリティカーの新境地、ホンダ新型「プレリュード」デザイン考察

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1996年に発売し、2001年に生産終了となった先代モデルのプレリュード
1996年に発売し、2001年に生産終了となった先代モデルのプレリュード(写真:本田技研工業)

そもそもスペシャリティカーとは、大衆車のメカニズムをベースに、スポーティなデザインのボディを採用し、比較的手の届きやすい価格を実現したモデルなどを指す。日産「スカイラインGT-R」などのような「生粋のスポーツカー」と違うのは、絶対的な「速さ」を追求していないこと。スポーティなスタイルとある程度の「軽快な走り」に加え、快適性や高級感などの要素も併せ持っていたことが特徴だ。

とくに日本では、1980年代にカップルがドライブデートするイメージから「デートカー」とも呼ばれ、若者を中心に一世を風靡。当時は、プレリュードのほかにも、トヨタ「セリカ」や日産「シルビア」など、各メーカーがこぞって自慢のモデルを投入し、いずれも大ヒットを記録した。

新型プレリュードのエクステリアデザインについて

新色「ムーンリットトワイト・パール」の新型プレリュード
新色「ムーンリッホトワイト・パール」の新型プレリュード(写真:三木 宏章)

そんなスペシャリティカーのテイストを受け継ぎ、現代の技術やトレンドなどを投入したのが6代目プレリュードだ。先代の5代目は、2001年に生産終しているから、先に述べたように24年ぶりの復活だ。

エクステリアのデザインは、ホンダの開発者によれば、大空を滑空する「グライダー」をイメージしたという。グライダーとは、エンジンがなく、上昇気流を利用して滑空する乗り物のこと。エンジンを使わないことで環境に優しく、上昇気流を利用する点で自然と一体となる。しかも、スタイルは空力に優れ、スポーティ。次世代ハイブリッド機構により、環境性能と走行性能の両方を高めた新生プレリュードにぴったりのイメージだったようだ。とくに伸びやかで軽快な全体のプロポーションは、グラインダーの雰囲気を採り入れたポイントのひとつなのだという。

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