ホンダが国内事業を再強化。「軽自動車屋」! 経営陣に衝撃を与えたブランドイメージ調査、プレリュード好発進でも残る課題
 
ホンダが9月に発売したスポーツクーペ「プレリュード」が好調な滑り出しを見せている。発売1カ月の受注は月間販売計画(300台)の約8倍となる約2400台に上り、ホンダでは増産の検討が始まった。
1978年に初代が登場したプレリュード。80年代に発売した2代目は本格的なスポーツカーというより、130万円台からという手頃な価格とおしゃれなイメージから「デートカー」として若者を中心に人気を博した。だが、バブル崩壊後に販売台数は下降線をたどり、2001年を最後に生産・販売は終了した。
24年ぶりの復活となる今回は6代目に当たる。初期受注の顧客層は主に50~60代で全盛期に乗った、もしくはあこがれた世代にジャストミートしたわけだ。商品戦略としては大成功と言っていいが、ホンダとして手放しで喜ぶわけにはいかない。
ブランドイメージ調査の結果に衝撃
ホンダのイメージは軽自動車屋――。
あるブランドイメージ調査の結果にホンダ経営陣は大きな衝撃を受けた。
「ホンダ」で思い浮かべるイメージとして、「軽自動車屋」のほかにも「小型車」「ミニバン屋」といった回答が並んだという。とりわけ若者の回答では「『ホンダは非常にコンサバな会社』という結果が出た」(三部敏宏社長)。
「彼らはそのうち車を買う層になる。今はオールドファンがいるが、時が経てばいなくなる。このままでいいわけがない」。そう三部社長は危機感を口にする。ホンダ四輪事業の幹部も「『軽自動車屋』『ミニバン屋』というイメージを変えていかなければならない」と強調する。





 
         
         
        
       
        
       
         
         
         
         
         
         
         
        













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