【2025秋発売予定、名車復活のシナリオ】ホンダ新型2ドアクーペ「プレリュード」の復活劇。その歴史を初代から振り返る

2025年秋、ホンダ「プレリュード」が20年以上の時を経て復活する。元祖は、かつて若者を中心に大きな支持を受けたクーペタイプのスペシャリティーカー。スポーティなフォルムに、快適性や高級感などを持たせたことが特徴だ。
とくに1980年代に登場した2代目や3代目のプレリュードは、当時のクルマにない斬新なデザインなどにより、女性からも大きな支持を獲得。女性を誘ってドライブするのに最適なクルマ、いわゆる「デートカー」という流行語も生み出したことでも知られている。
そんなプレリュードの初代から5代目までの歴代モデル、そして6代目となる新型のプロトタイプを、ホンダが「オートモビル カウンシル2025」(2025年4月11~13日・幕張メッセ)というカーイベントに展示。1978年登場の初代以来、それぞれの時代で革新的なデザインや技術を投入してきたことがよくわかる内容となっていた。
ここでは、そんなプレリュードにスポットを当て、歴代モデルの特徴などを紹介。ホンダが誇る新機構「ホンダS+シフト」を搭載する最新型プレリュードに至る進化の過程を振り返ってみる。
1978年発売、初代プレリュード

1978年、「シビック」や「アコード」に続く第3のモデルとして登場したのが初代プレリュード。当時の報道関係者向け資料では「パーソナルライフを楽しむための2ドアフィックストクーペ」として紹介。個性をより重視する時代のニーズにマッチさせた、新コンセプトのスポーティな小型乗用車として登場した。
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