【2025秋発売予定、名車復活のシナリオ】ホンダ新型2ドアクーペ「プレリュード」の復活劇。その歴史を初代から振り返る

また、フロントサスペンションには、ダブルウイッシュボーン式を採用。乗り心地の良さと高い操縦安定性などを実現することで、現在ではスポーツモデルに多く採用されるサスペンション方式だ。ほかにもインテリアでは、ホールド性にすぐれたフル・バケットシート、小径かつ太いグリップのステアリングホイールなどでスポーティな走りを強調。カラーフィルター式液晶デジタルメーターなど、当時としては最先端の電子技術なども魅力のひとつだった。
1987年、3代目プレリュード

ホンダは、第2期F1参戦で1987年にダブルタイトルを獲得。その同じ年に発売されたのが3代目プレリュードだ。F1のイメージとも連携するスポーティな外観は、ワイド&ローのフォルムをさらに突き詰めたデザインとしたほか、全長・全幅も拡大。先代と同じくリトラクタブルヘッドライトも採用するなどで、さらに低く、幅広のイメージを強調したスタイルに生まれ変わった。
エンジンは排気量を2.0Lに拡大しつつも、徹底したコンパクト化と18度後傾させて搭載するレイアウトを採用。ボンネットの高さを先代モデル比で30mm低く設定したことで、さらにエレガントなスタイリングを生み出した。また、DOHC16バルブ化を施したほか、電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」も採用。最高出力145PSという大幅なパワーアップや、アクセルに対する応答性の向上なども実現した。
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