
ジャカルタのオフィスビルの地下に今年開店した丸亀製麺の店舗(写真:編集部撮影)
7億人の巨大市場を擁し、世界の製造ハブの役割も担う東南アジア。一方、トランプ関税や民主化後退など地政学リスクも顕在化している。本特集では岐路に立つ地域の実相に迫る。
インドネシアの首都ジャカルタ。中心部の世界貿易センター(WTC)ビルの地下街は平日の正午を回り、オフィスワーカーで混み合い始めた。
ひときわ人気を集めていたのが、日本の外食大手トリドールホールディングス(HD)が展開するうどんチェーン「丸亀製麺」だ。現地では「MARUGAME UDON」として展開する。82の座席はすぐに満席となった。
店の造りは日本と変わらず、ライブキッチンでうどんの生地を延ばしてカットしたり、ゆでたりする様子も間近で見ることができる。
オフィスワーカーを新たなターゲットに
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