【2025秋発売予定、名車復活のシナリオ】ホンダ新型2ドアクーペ「プレリュード」の復活劇。その歴史を初代から振り返る

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6代目プレリュードのインテリア
6代目プレリュードのインテリア(筆者撮影)

また、「アクティブ・サウンドコントロールシステム」という技術も新採用する。これは、エンジン回転数と同期した迫力のある音を室内のスピーカーから流すことで、エンジンサウンドの音質を高める機能だ。ドライバーは、まるで昔ながらのエンジン搭載のスポーツカーに乗っているような高揚感を味わえるという。

歴史的モデルが20年の時を経て復活

6代目プレリュードのシート
6代目プレリュードのシート(筆者撮影)

かつて一世を風靡し、スペシャリティーカーというジャンルを確立した立役者ともいえるのがプレリュード。とくに筆者的に思い出深いのは、やはり1980年代にデートカーとして人気を博した2代目や3代目だろう。当時、大学生だった筆者は、経済的な面で購入することこそできなかったが、そのスタイリッシュなフォルムに憧れた1人だった。

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たしか、知人が2代目に乗っていたので、一度だけ運転席に座らせてもらったが、コクピットのスポーティな造形や雰囲気は、まさにスポーツモデルならではだった。しかも、エンジンを始動しているのに、室内がとても静かであることに驚いた。当時、筆者はスズキ「セルボ」という2ストローク3気筒エンジンを搭載する軽自動車(1977~1982年の初期型を中古で購入)に乗っていたが、静粛性や高級感はあまりにも違い過ぎた。若者に人気のモデルだったプレリュードだが、筆者的にはかなり大人のテイストを感じられるクルマに感じた記憶がある。

そんなプレリュードの後継となるのが6代目の新型モデル。国内への登場は、前述のとおり、2025年秋の予定だ。e:HEVやホンダS+シフト、アクティブ・サウンドコントロールシステムなど、ホンダが誇る今の最新技術を多数投入。ハイブリッド車ならではの高い燃費性能に加え、走りやサウンドをスポーティに調教している点が気になるクルマだ。果たして、実際にはどんな乗り味を提供してくれるのだろうか。個人的には、今から体験するのがかなり楽しみな1台だといえる。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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