「要するに」を使うとパワポ資料が劇的改善する訳 スライド作成時に意識してほしい3つの極意

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プレゼンのスライドを作る際に注意すべきポイントを解説します(画像:筆者提供)
聞き手の記憶に残るプレゼンテーションをするにはどうすればいいのか。重要なことの1つがパワーポイントなどを使ったスライドの作り方です。パワポのスライドをSNSにアップロードし、そのわかりやすさと面白さから話題になっている“パワポ芸人”豊間根青地氏が、スライド作成時に意識すべきことを紹介します。
※本稿は豊間根氏の新著『秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ』を一部抜粋・再構成したものです

「主役は聞き手」であることを自覚する

パワーポイントのスライドで伝えたいこと、つまり「メッセージ」を作る時は、3つの極意を押さえることが大事です。

1つ目は「主役は聞き手」であるということです。そもそも、スライドを作る目的は、「相手に納得&行動」をしてもらうことです。スライドを作ること自体は目的ではありません。スライド(≒プレゼン)の本質は、相手が納得&行動してくれるかどうかにあります。つまり、スライドの主役は話し手ではなく、聞き手なのです。

そのため、内容を決める際には、まず聞き手の気持ちを想像して、「どうしたら納得してもらえるかな」「何を伝えたら行動してもらえるかな」「何を知りたがっているんだろう?」と考えてみることが重要です。

「〇〇社はどういう悩みを抱えていて、現状どういう対策を打っているのかな」

「部長はどういう情報があればGO サインを出してくれるのかな」

「受講生の皆さんはどういう知識を期待して出席してるんだろう?」

「教授は普段、どういうところを褒めてどういうところを指摘していただろうか?」

時には事前にアンケートを取ったり、書籍を読み込んだり、ネットで情報を集めたり、といったことも必要になるかも知れません。大事なのは「主役は自分(=話し手)ではなく、聞き手である」ときちんと自覚したうえでメッセージを考えるということです。

なお、スライドの主役が聞き手であるのと同じように、この記事の「主役」は筆者の私ではなく、読んでくださっている皆さんです。私がいくら気合を入れた文章をガシガシ書き連ねようが、皆さんに「なるほどそういうことか!」と思って行動に移してもらえなければ単なる私の自己満足であり、何の意味もありません(私なりに精いっぱい考えて書いてはいますが、皆さんのパワポライフが少しでも変化することを祈るばかりです)。

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