フェイスブックの「メタバース」計画は「本気」
映画「アバター」では、分身が仮想世界で活躍する。映画「スター・ウォーズ」では、宇宙の遠隔地から、ホログラムで会議に参加する。
ついこの間まで、これらはSF世界のことだった。しかし、いま、急速に現実のものになりつつある。
フェイスブックは、8月19日、会議やセミナーを仮想空間で開くサービス「Horizon Workrooms」を始めた。
利用者が自分に似せたアバターを作り、会議に参加する。アバターとは、コンピューターグラフィックスで作成した自分の分身だ。
同社のVR端末「オキュラス・クエスト2」を通じて使う。
この仮想空間は、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を活用して作られたもので、「メタバース」と呼ばれる。そのなかで人々と交流したり、会議をしたり、買い物やゲームをしたりする。
フェイスブックのCEO マーク・ザッカーバーグは、7月22日のThe Vergeの記事で、メタバースは「モバイルインターネットの後継者」だと述ベた。
また、「VR/ARは、PCやスマートフォンに続く、主要なコンピュータープラットフォームになる」とも述べた。
そして「数年内に、フェイスブックはSNS(交流サイト)の企業からメタバースの企業へ変わる」と宣言した。
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