マイクロソフトが開発したHoloLensは、3Dとして再現された物や人物を見るためのARゴーグルだ。
「holoportation(ホロポーテーション)」は、複数の3Dカメラで撮影した人物の3Dモデルをリアルタイムで転送する。
情報を保存したあとで、HoloLensで再生することもできる。映像は縮小表示もできるので、例えばデスクの上で再生することも可能だ。
3次元の等身大ホログラムが会議室に投影されるので、あたかも会議室にいるようにコミュニケーションを行うことができる。
これは、映画「スター・ウォーズ」の中でジェダイテンプルの会議に用いられている方式だ。
私は、この方式に対しては、上に述べたような違和感は持たない。
仕事用には、ホログラム方式のほうが適しているのではないだろうか?
こうしたサービスは、日本でも開発されている。H2L社は、透過ホログラムでリモートワーカーのホログラム画像をオフィス内で映せる「HoloD(ホロディ)」の提供を開始した。
われわれの働き方は、大きく変わるだろう
アバター方式とホログラム方式は、それぞれの特徴を持っている。うまく使える対象と、そうでないものがある。
だから、 カジュアルな集まりや娯楽はアバター方式で、そして、講義や仕事のコミュニケーション(とくに交渉)はホログラムで、というすみ分けがなされていくのではないだろうか?
さまざまな技術がしのぎを削っているので、どれが広く受け入れられていくのか、現時点では見通しがつかない。
ただし、「移動しなくても、移動したのと同じように仕事ができる仕組み」が急速に開発されていることは間違いない。
遠隔地とのコミュニケーションは、さらに円滑になるだろう。
われわれの働き方は、こうした技術を活用することによって、この数年の間に大きく変わるだろう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら