中国発ラブブ「2027年にハローキティ超え」がおこがましすぎる理由。《狂乱相場崩壊?》“転売ヤー”の阿鼻叫喚

最近よく名前を聞くようになった中国発のキャラクター「LABUBU(ラブブ)」。ウサギ耳と牙(きば)が特徴的なモンスター型のラブブは、世界を股にかけて活躍するセレブが“激推し”したことで人気が爆発した。
ラブブを展開するPOP MARTの株価はサンリオを抜き去り、その人気は「2027年にハローキティを上回る」と予測するレポートもある。
ただし、ブーム前夜の日本でまだ知られていないことが一つある。おひざ元の中国では「ラブブバブル」が2週間前にはじけ、転売ヤーは大きな損失を被ることになった。
バブルを崩壊させたのは、ほかでもないPOP MARTだ。

著名人がSNS投稿し話題に
6月中旬、池袋PARCO(パルコ)に入居するPOP MARTの店舗を覗くと、多くの客でにぎわっていた。日本人と中国人は半々くらいだろうか。訪日旅行中だという中国人大学生は、「日本ならラブブのグッズがあるかもしれないと思って寄ってみた」と話した。
デザイナーやアーティストがデザインし、アートとおもちゃの両方の要素を持つフィギュア「アートトイ」を展開するPOP MARTは2022年に原宿に日本1号店を出し、東京、大阪に少しずつ店舗を増やしてきた。
2024年末にラブブが「Yahoo!検索大賞2024のネクストブレイク商品部門」に選出されるなど、この半年は日本市場にも強い追い風が吹いている。

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