アメリカの高校生が学校で教わる「お金」の本質 日本の学校では教えてくれない「基本中の基本」
「経済」とはそもそもなにか
世の中の景気や経済情勢はビジネスに大きな影響を与える。一般的に「経済」とは、お金、ビジネス、雇用、支出、貯蓄、投資、生産に関わるすべてのことが、どういう状態になっているのかということだ。
いちばん単純な経済は、人々が生きていくために生産したり消費したりするシステムのことをさしている。このシステムが機能するには、まず商品やサービスを提供する組織が必要だ。そしてその組織が、この記事の主役であるビジネスということになる。
ビジネスが製品を売るには、その製品を作る労働者が必要だ。つまりビジネスは、労働者を雇うことで雇用を創出していることにもなる。そして人々は、労働者として働くことで給料をもらい、そのお金でものを買って「消費者」になる。
賢い人は給料をすべて消費せず、余った分を貯蓄に回す。人々の貯蓄が銀行からビジネスに貸し出され、ビジネスはそのお金で将来に向けた投資を行う。
良好な経済とは、生産、消費、貯蓄、投資のすべてが活発に行われることだ。これらの活動は「経済活動」と呼ばれている。経済活動が活発になれば、雇用が増え、給料が上がり、ビジネスの利益も増える。反対に悪い経済の特徴は、経済活動が停滞することだ。ビジネスは儲からなくなり、倒産するところも出てくる。その結果、雇用が減り、失業者が増え、人々は生活に困るようになる。
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