マーケティング、エンジニアリング、マネジメント
安河内:グローバル化、グローバル人材の必要性が声高に説かれていて、そのためには英語教育を改善・改革しなければならないという話をよく耳にします。加藤さんにとってグローバル人材とは、ずばりどんな人材だと考えていますか? これから10年、20年後に日本で必要なグローバル人材とはどんな存在なのでしょう?
加藤:英語などの外国語はもちろんですが、それ以外だとマーケティングとエンジニアリング、マネジメントの素養の3つを一気にクリアできて初めて価値が出てくるのが、グローバル人材だと思っています。
安河内:ひとりがその3つの要素を兼ね備えているのが前提ということですね?
加藤:ええ。もちろん人それぞれ強みは違っていていいと思うのですが、単体だけだと、価値がなかなかうまく出てこない気がするのです。
レアジョブの社内を見ても思うのですが、会社の価値構造ができるかどうかというのは、この3つの要素を兼ね備えている人材の数に比例して決まっていくと感じています。
うちの場合はたまたまITに特化したエンジニアリングになっているわけですが、製造業であったとしてもエンジニアリングは不可欠だし、顧客のマーケティングという要素も、マネジメントという要素も必要ですよね。その3つがわかって初めて、下についている専門人材が生きていくのです。
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