グローバル人材に求められる3つの素養とは?

日本の英語教育を変えるキーパーソン 加藤智久(3)

 こんにちは、安河内哲也です。前回に続き、オンライン英会話の最大手で、今年6月に東証マザーズに新規上場したばかりのレアジョブの加藤智久社長に行ったインタビューを掲載します。フィリピンに住むフィリピン人講師とスカイプを通じて行う格安の英会話サービスは、いったいどのようにして生まれたのか? 上場後、どのようなビジネス展開を考えているのか?  小、中、高、大と学校教育の場にレアジョブ英会話を導入することは可能なのか? 日本人の英語の話す力の底上げにいちばん必要なことは? などなど、じっくり話してもらっていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
(1)「スカイプ英会話『レアジョブ』誕生の秘密」はこちら。
(2)英会話は『習う』と『慣れ』の両方必要」はこちら。

マーケティング、エンジニアリング、マネジメント

安河内:グローバル化、グローバル人材の必要性が声高に説かれていて、そのためには英語教育を改善・改革しなければならないという話をよく耳にします。加藤さんにとってグローバル人材とは、ずばりどんな人材だと考えていますか? これから10年、20年後に日本で必要なグローバル人材とはどんな存在なのでしょう?

加藤:英語などの外国語はもちろんですが、それ以外だとマーケティングとエンジニアリング、マネジメントの素養の3つを一気にクリアできて初めて価値が出てくるのが、グローバル人材だと思っています。

安河内:ひとりがその3つの要素を兼ね備えているのが前提ということですね?

加藤智久(かとう・ともひさ)
レアジョブ代表取締役社長
1980年、千葉県出身。一橋大学商学部卒業。 外資系コンサル会社に2年半勤めた後に退社し、2007年10月、同社を立ち上げ、代表取締役社長に就任。
ブログ「RareJob CEOの日記

加藤:ええ。もちろん人それぞれ強みは違っていていいと思うのですが、単体だけだと、価値がなかなかうまく出てこない気がするのです。

レアジョブの社内を見ても思うのですが、会社の価値構造ができるかどうかというのは、この3つの要素を兼ね備えている人材の数に比例して決まっていくと感じています。

うちの場合はたまたまITに特化したエンジニアリングになっているわけですが、製造業であったとしてもエンジニアリングは不可欠だし、顧客のマーケティングという要素も、マネジメントという要素も必要ですよね。その3つがわかって初めて、下についている専門人材が生きていくのです。

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