英語講師募集の張り紙で見つけたパートナー
加藤:さっそく行ってみると、日本で言うところの留学生会館があって、そこはフィリピン大学に留学している日本人、韓国人、アフリカ人などが泊まっている寮だったのです。「オンライン英会話にはあまり関係ないかな?」という気もしつつ、中を歩いてみると、「English tutor wanted!」というような張り紙をたくさん目にしました。「張り紙を出せば人が集まるんだ」と思い、 英語講師募集の張り紙を書いて、学務科のようなところで判を押してもらってからペタペタ張りました。
安河内:張り紙を見ての連絡は?
加藤:英語講師になりたいという応募が5人ほどからあり、最終的に会えたのが創業時のパートナー、ただひとりでした。
彼女に会ってすぐに「英語講師を探していると張り紙したけど、ホントに欲しいのはパートナーなんだ。君が英語を教えるのではなくて、教える先生を集めてほしい」という話をしました。すると、当時、女子大生だった彼女は、たまたまお母さんが起業家で、小さい頃からそれを手伝ってきていたと言うのです。
そんな経歴もあるので、ベンチャーのプロセスが大好きという感じで話に乗ってきてくれました。有能でしたし、大金を預けても大丈夫だという信頼も持てたので、私が長くフィリピンに滞在できないときでも、単独で仕事を進めてくれるパートナーに巡り合うことができました。
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