「知識ゼロ」でもショートカットが使える裏技とは 神ボタン「Alt」で誰でも今からPC時短ができる

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ショートカットキーを普段使わない人も[Alt]キーを使って時短できる(写真:coffeekai/PIXTA)
パソコンのショートカットキーを知っていれば、作業時間を短縮できて、仕事が早く終わることは誰でも知っている。でも、ショートカットを覚えるのは面倒だし、実践しても「たかだか数秒得するだけ」と思い、習得を後回しにしている人も多いだろう。その認識はいますぐ考え直したほうがいい。ショートカットの時短効果は想像以上だ。しかも、「学んだことがなくてもショートカットを使う」裏技もあるのだ。
敏腕プロジェクト・マネジャーであり、人材育成やビジネススキルの研修を多く手がける木部智之氏が上梓した『超速PC仕事術:年間240時間を生み出す』から、ショートカットキーのビジネスにおけるインパクトと、誰でも今日から使える方法を紹介する(動作環境はWindows10)。

年間240時間の無駄を削減

皆さんは、パソコンのショートカットキーについてどれくらい知っているでしょうか。[Ctrl+C]で「コピー」など、いくつか代表的なものは使っているけれど、あとは、「知っていれば便利な豆知識」とか「パソコンに詳しい人が使うマニアックな技」くらいに思って放置している人も多いのではないでしょうか。

『超速PC仕事術:年間240時間を生み出す』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

そうした認識は、誤りです。なぜならパソコンのショートカットのテクニックは、仕事で成果をあげるため、そして大きくキャリアアップを図るために絶対に必要なビジネススキルだからです。

「ショートカットを覚えたくらいで、仕事で成果があがるとか、キャリアアップできるとか、大げさだ」と思われた方もいるでしょう。でも私は自分の経験からも、プロジェクト・マネジャーとして数多くのメンバーを見てきたことからも「大げさではない」と断言できます。

まずよくある誤解が「ショートカットを覚えても、数秒得するだけでしょ?」というもの。確かに、数秒の差しかないテクニックも多くあります。でも数秒の差も、その操作を100回やれば数百秒の差となります。デスクワークをしている方なら、パソコンのキーボードを1日100回くらい、簡単に触るのではないでしょうか。

私が携わっているプロジェクトで、ある若手のチームがショートカットについて調査したことがあります。そのチームはExcelやPowerPointでいくつかの作業ステップを決めて、ショートカットを使う・使わないで時間を比較したのですが、平均して27%の削減効果が確認できました。

もちろん厳密な調査結果とは言えませんが、控えめに20%と見積もっても、すごい削減効果です。1日5時間パソコンを使って仕事をしているとすると、その20%が削減されるのですから、毎日1時間の時短です。1カ月で20時間、12カ月(1年)で240時間の削減効果が期待できる試算です。

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