｢知識ゼロ｣でもショートカットが使える裏技とは 神ボタン｢Alt｣で誰でも今からPC時短ができる

パソコン操作を速くすれば、「操作＝作業」に費やしていた時間を減らし、「考える＝思考」に多くの時間を使うことができます。そして言うまでもなく、ビジネスで成果・結果をどれだけ出せるか、あるいはどれだけキャリアを高められるのかは、どれだけ考えたかという「思考」の時間に比例します。決してどれだけパソコンの前に座ってキーボードを叩いていたかという「作業」の時間に比例するわけではありません。

私が知っている仕事がデキる人、早くに出世した人たちのほとんどは、ショートカットキーを使いこなし、パソコンの操作が本当に速いです。

「神ボタン」［Alt］

ショートカットキーについて本稿ですべてを紹介するわけにはいきませんが、入門者のために「ショートカットキーを知らなくてもショートカット機能が使える」便利なボタンをご紹介しましょう。それが［Alt］キーです。［Alt］キーを使えば、ショートカットを知らない機能についてもキーボードだけで操作をすることができる「神ボタン」です。AltはAlternate（代替の、代わりの）という単語の略でオルトキーと呼びます。

例えば、Excelでフィルター機能を何度も使うとします。ですが、フィルター機能のショートカットを知りません。そのようなときに［Alt］キーを押してみます。

まずは、Excel上で［Alt］キーを押してみましょう。すると、図のようにExcelのメニューの下に数字とアルファベットが出てきます。

この表示された数字やアルファベットをキーボードで押すと、そのメニューが実行されます。データの下にAと表示されているので、ここで［A］を押すと次の図のようなデータメニューのリボンが出てきます。そして表示されたサブメニューにまたアルファベットが振られています。ここのフィルターのアイコンの下にTが表示されているので、［T］を押すとフィルター機能が実行されます。

つまり、［Alt］→［A］→［T］と連続でキーボードを押すことでフィルター機能を使うことができます。